シズさんのサロンオープン物語 2

あの頃、セレブの妻とはいえ、主人は定職を持たないボンボン。一度も生活費を貰った事がない。けど時々10万くらいのプレゼントを買ってくれてたな〜。ボルドーの実家に行けば別荘がリゾート地にあり、えらい高価なワインやら魚介類の盛り合わせがたんまり出てくる。使用人や掃除の人達が奥様?と話しかけてくれる。10年間、そんな生活しておりました。が、仕事面では良く働いた。だって生活費は貰えないのだから。正直ホントのセレブとは言えなかったわな〜。私は長男は難産のため一ヶ月はボルドーで楽をしてもらったけれど長女、次女は出産直後から仕事復帰 ( 出産当日も予約が3名様入っていた。) 同時期、フランス人美容師と日本人美容師さんカップルのアシスタントに付き一日50€で朝から晩まで働いた。毎日では無かったけれど10年間、時には夜中の2時くらいになる事も。それでも50€. フランス人経営の美容室で働くも契約書を書いてくれない。いけない事とは分かりつつブラックでの仕事。口コミで少しずつ広まった出張の仕事にブライダルの仕事、シャネルの下請け会社からの仕事もしてそれも夜中の3hまで。結局900€払って貰えず。一年半は日本のブライダル会社の仕事を沢山させて頂いた。けど、そんな中でも得られる新しい技術に新しい出会い、お付き合い、たくさん勉強させて貰った。楽しい事も沢山あった。今では感謝です。こうした私の中では激動?の時期を体調も崩さずにやり切れたのは健康体に生んでくれた両親のおかげ!感謝です❣️ありがとう母さん、父さん❣️